文/林沙織
写真/世界情報科学大会準備処

隔年毎に開催されている世界情報科学大会(The World Congress on Information Technology, WCIT)が今年は台北市で開催される。情報科学の最先端に携わる、政界、財界、官界、学界のリーダーが一堂にそろう、この分野ではもっとも権威ある会議である。

 

今回の台北大会にも、世界五十数カ国から一千二百人以上の関係者が集い、地球規模の情報科学の未来について活発な討論が交わされる予定だ。講演者のリストには、マイクロソフトのWilliam H.Gates氏、米国HP社のCarly S.Fiorima女史、シンガポール交通情報省次官Swee Say Lim氏、香港貿易発展局主席Victor K Fung氏、そして富士通の関沢氏、NTTデータ通 信小林氏をはじめ約35人が挙げられている。

 

会期は2000年6月12日から14日までの三日間で、台北市国際会議センターをメイン会場に開催される。6月11日夜には台北市馬英九市長の主催で前夜祭が市役所前広場で、12日の夜には圓山大飯店で参加者の交歓を兼ねたレセプションがそれぞれおこなわれる予定である。

本大会はすでに20年の歴史をもっており、主催はWorld Information Technology and Services Alliance(WITSA:www.witsa.org)が責任をもっている。21世紀の到来をにらんで、どのようなメッセージが全世界に発せられるのか注目される。なお、本会議開催中に、隣の貿易センターでは世界コンピューターショーがおこなわれている。
■会場となる国際会議センター

*問い合わせ:世界情報科技大会準備委員会
台北市重慶南路二段51号7F